キーボードの捨て方は、住んでいる自治体と製品の種類で変わります。パソコン用だから燃えるごみ、電気製品だから不燃ごみ、というように全国共通で決めることはできません。まず市区町村の公式サイトで「キーボード」と検索し、パソコン用か楽器用か、サイズや回収方法に条件がないかを確認してください。
さらに、無線キーボードの乾電池や内蔵充電池、USBレシーバー、ケーブルなど、本体以外に何が付いているかも確認が必要です。この記事では自治体の公式案内を例に、何ゴミかを調べる手順と、処分前に見ておきたい点を説明します。自治体の分別や料金、受付条件は更新されることがあるため、実際に出す前にお住まいの地域の最新情報を確認しましょう。
キーボードは何ゴミ?
キーボードは全国一律に燃えるごみ・不燃ごみ・粗大ごみのどれかへ決められません。分別辞典にある品目名と、サイズ・排出条件を自治体の公式案内で確かめるのが先です。
燃えるごみとは限らない
キーボードは樹脂製の外装が多いものの、キーの内部には金属部品や電子部品が使われていることがあります。見た目の素材だけで「燃えるごみ」や「プラスチック資源」と判断するのは避けましょう。自治体が製品名で分別を示している場合は、その案内が優先です。
「キーボード ゴミ」「キーボード 何ゴミ」と検索すると、自治体の分別辞典に加え、別の市区町村の説明や一般向けの記事も表示されます。検索結果で最初に見つかった区分が、自分の地域でも同じとは限りません。ページの発行元が自治体かを確認し、現在住んでいる地域の案内を開いてください。
自治体サイトに品目別の検索欄があれば、まず「キーボード」と入力します。該当がなければ「パソコン用キーボード」「キーボード(パソコン)」のような表記も試してください。分別辞典では見つからず、FAQや小型家電の案内に掲載されている場合もあります。
パソコン用か楽器用かを分ける
同じ「キーボード」でも、パソコンへつなぐ入力機器と、鍵盤楽器では分類が違うことがあります。新宿区の分別辞典では、パソコン用は「金属・陶器・ガラスごみ」、楽器用は「粗大ごみ」と案内されています。これは新宿区の例で、ほかの自治体で同じ区分になることを示すものではありません。
大阪市は、パソコン用キーボードを有料の小型家電宅配回収へ案内し、利用しない場合は普通ごみまたは粗大ごみとしています。最大の辺または径が30cmを超える場合は、粗大ごみの申込みが必要です。こちらも大阪市の条件であり、30cmをほかの地域の粗大ごみ基準として使うことはできません。新宿区の分別辞典と大阪市の品目別収集区分を比べると、地域による違いが分かります。
このように、検索語に「パソコン用」などを付けると、自分が持っているものに近い品目を探しやすくなります。楽器用の電子キーボードを処分する場合は、パソコン用の結果を見て決めず、「楽器」「電子ピアノ」など別の表記でも自治体の案内を探してください。

分別名と大きさを一緒に見る
分別区分が見つかっても、表示された一文だけで判断を終えないでください。自治体によっては、大きさによって普通ごみから粗大ごみに変わる、収集には事前申込みが必要、特定の回収方法を利用できない場合の代替区分がある、といった条件を同じページに記載しています。
寸法を調べるときは、本体の横幅・奥行き・高さを測り、自治体が指定する測定方法に合わせます。キーボードは薄くて短い製品が多い一方、音楽用の鍵盤や大型の入力装置では幅が大きく異なります。折りたたんだり、分解して小さくしたりした状態で測るよう自治体から案内されていない限り、自己判断でサイズを変えて考えないようにしましょう。
分別辞典に複数の「キーボード」が並ぶ場合は、品目名の後ろにある用途や素材の説明まで読み、自分の製品に近い項目を選びます。見た目だけでは分類できない複合素材の製品もあるため、メーカー名や型番だけで分別区分が分からなければ、寸法と電池の種類を添えて問い合わせます。自治体が案内する条件を確かめてから、収集方法を決めましょう。
また「小型家電回収」と記載されている場合にも、どの回収方法を指すのかを確認します。回収ボックス、宅配便、店舗の窓口は別の仕組みです。ボックスの投入口に入る寸法であっても、自治体の対象品目にキーボードが含まれていなければ利用できないことがあります。
自治体サイトでの探し方
確認の順番を決めておくと、分別名だけを見て出した後にやり直すことを減らせます。検索結果から自治体公式ページを開き、品名、サイズ、回収ルートの順に確認します。情報が複数ページに分かれている場合は、分別辞典だけでなく粗大ごみや小型家電の案内までたどってください。

- 自治体の公式サイトまたはごみ分別アプリで「キーボード」を検索します。
- 見つからなければ「パソコン用」「楽器用」など種類を足し、表記を変えて検索します。
- 分別区分と、サイズ基準、申込みの要否、手数料、収集日を確認します。
- 小型家電回収が候補なら、回収ボックス・宅配・店舗のどれかと対象条件を確かめます。
- 電池や付属品の記載が見つからないときは、自治体のごみ担当窓口へ確認します。
「キーボード」の項目がなくても、すぐに近い別製品の区分を当てはめないでください。品目一覧にない製品について別ページに案内があることや、材質・大きさで扱いが変わる場合があります。公式サイトの検索欄で「電子機器」「小型家電」「パソコン周辺機器」も探し、それでも分からなければ窓口へ問い合わせるのが確実です。
検索するときは「市区町村名 ごみ分別 キーボード」のように地域名を含めると、自治体公式の案内を見つけやすくなります。検索結果のタイトルに自治体名が入っていても、近隣自治体や都道府県のページである場合があるため、ページ内の対象地域も確認してください。大きさや電池の条件が別ページへリンクされていることもあるので、品目表の一行だけで判断しないことが大切です。
自宅で使っていた機器でも、会社や店舗など事業活動に伴って出たものは、家庭ごみの回収に出せない場合があります。大阪市の小型家電回収案内も、家庭以外から出るものは回収しないとしています。仕事で使ったキーボードを処分する場合は、家庭向け案内をそのまま使えるか自治体へ確認し、必要に応じて事業者向けの処理方法を調べてください。
処分前に本体と付属品を確認
ごみの分別を調べる前後に、キーボードの種類と付属品を確認しましょう。電池の種類やUSBレシーバーの有無によって、本体とは別に扱いを確認するものが出てきます。
有線か無線かを確認する
有線キーボードは、USBケーブルが本体に固定されているか、取り外せるかを見ます。無線キーボードは、Bluetooth接続かUSBレシーバー接続かにかかわらず、乾電池式か充電式かを確認してください。底面のラベルや電池カバー、取扱説明書、メーカー公式の製品情報が確認先になります。
私が所有して毎日使っているHHKB Professional HYBRID Type-Sは、メーカー公称仕様で単3形乾電池2本を使用します。写真は現在もデスクで使っている個体で、処分したものではありません。キーボードを手放した経験談として書けることはありませんが、製品ごとの構成を確認する例にはできます。型番や名称が分かると、メーカーの説明書で電池の種類や交換方法を探しやすくなります。

メーカー公称の電池仕様と、処分時に電池をどう出すかは別の情報です。電池を外すよう指示する自治体もあれば、製品ごとに別の回収区分を案内する自治体もあります。分別案内に電池の扱いが書かれていない場合は、一般的な乾電池の出し方を推測で当てはめず、自治体の案内を確認してください。
乾電池と内蔵充電池を分ける
電池カバーを開けて簡単に取り外せる乾電池と、本体内部に固定された充電池では扱いが異なります。取扱説明書に取り外し手順がある製品でも、処分のためにケースをこじ開けて内蔵電池を取り出すことはしないでください。工具が必要な分解や、配線を切る作業は、製品を傷めたり電池を損傷したりするおそれがあります。
特にリチウムイオン電池を使うワイヤレス製品は、外見だけでは電池の種類や位置を判断しづらい場合があります。環境省は、不要になったリチウムイオン電池やその使用製品について、住んでいる地域の捨て方を確認するよう案内しています。電池が簡単に外せないキーボードは分解せず、自治体の小型家電・電池の案内や製品の取扱説明書に従ってください。環境省のリチウムイオン電池の廃棄案内も確認できます。
電池が膨らんでいる、ケースが変形している、異臭や異常な熱がある場合は、通常のごみ袋や回収ボックスへ自己判断で入れず、自治体のごみ担当窓口と製品メーカーへ相談してください。異常のある電池を外すためにキーボードを分解しないでください。
破損・膨張した電池の回収を自治体が行っているか、どの窓口へ持ち込むかは地域によって異なります。電池の状態に不安がある場合は、通常の分別検索だけで済ませず、「膨張」「破損」「回収方法」などを自治体名と合わせて検索してください。自治体の公式案内が見つからない場合には、担当窓口へ状態と製品名を伝えて確認します。
レシーバーやケーブルも点検する
無線キーボードには小さなUSBレシーバーが付属することがあります。レシーバーは本体に収納できる製品もあるため、電池カバーの内側や底面を確認しましょう。有線モデルでは着脱式ケーブル、分離式パームレスト、交換用キーキャップなどが残っていないかを見ます。
付属品を本体と一緒に出すか、別々に分けるかは自治体の案内に従います。小さな部品を「本体より小さいから燃えるごみ」などと決めつけず、電子機器の付属品として扱われるか確認してください。USBレシーバーやケーブルも自治体の小型家電回収対象に入るとは限りません。

確認時は、キーボード本体の型番、接続方式、電池の種類、外せる付属品をメモしておくと、自治体へ相談するときに説明しやすくなります。型番が分からない場合でも、無理に本体を開ける必要はありません。見える範囲のラベルを確認し、判断できない点をそのまま窓口に伝えましょう。
現在も使えるかを見直す
処分理由が「最近使っていない」だけなら、必要なときに使う可能性があるか一度考えてみてもよいでしょう。私はHHKBをMacBook Air、Windows PC、iPadで使い分けており、幅120cmのデスクに置いたまま毎日入力しています。ただし、これは私の使用環境です。複数端末を持たず、ノートPCのキーボードで困っていない人まで外付けキーボードを残す必要はありません。
入力しづらさや机上スペースが理由で使わなくなった場合は、処分を決める前に置き方を見直す方法もあります。使い道を残すか迷ったときは、ノートパソコンに外付けキーボードは必要かを扱った記事も判断材料になります。置き場所の調整で使いやすさが変わるか知りたい場合は、キーボードの位置と高さも参考にしてください。

処分ルートごとの条件を確認
自治体収集、小型家電回収、パソコンとの同時回収、売却・譲渡は、それぞれ受付条件が違います。使えそうな方法を一つずつ確認し、無料かどうかだけで選ばないようにしましょう。
自治体の収集に出す
自治体の分別辞典に案内がある場合は、収集区分に加えて、袋の指定、出せる曜日、収集場所、寸法条件を確認します。粗大ごみなら、事前申込み、手数料、処理券の購入、収集日までの保管方法が必要なことがあります。料金や申込み方法は変更される場合があるため、以前の案内や検索結果の抜粋だけで手続きを進めないでください。
「キーボードは燃えるごみでいい」と考える前に、自治体の品目案内で燃えるごみと明記されているか確認してください。素材だけで区分を決めず、自治体が示す品目と出し方に従うことが大切です。金属・陶器・ガラスごみ、普通ごみ、不燃ごみなど呼び方も地域で異なります。
小型家電回収の対象を見る
小型家電の回収方法には、公共施設などの回収ボックス、宅配便による回収、店舗回収などがあります。「小型家電を回収している」と自治体サイトに書かれていても、そのすべてでキーボードを受け付けるとは限りません。各方法の対象品目、サイズ、費用、持ち込み先をそれぞれ確認してください。
大阪市では、パソコン用キーボードを宅配回収へ案内しています。一方、同市の回収ボックス対象一覧にはキーボードの記載がなく、ボックスの投入口は15cm×30cmです。つまり、同じ大阪市の小型家電回収でも、宅配便とボックスで扱いを分けて確認する必要があります。大阪市の小型家電回収ボックスの対象品目では、一覧にない小型家電は回収しないことも案内しています。
回収ボックスは、いったん投入すると返却されない場合があります。対象か迷うものを、入るサイズだからという理由だけで投入するのは避けましょう。回収対象の記載がない場合は、担当窓口や回収事業者へキーボードの型番と寸法を伝え、受付可否を確かめます。
宅配や店舗の回収を使う
自治体や提携業者が宅配回収を案内している場合は、申込み前にキーボードが対象品に含まれるか、箱のサイズ・重量や費用の条件を確認します。「パソコン本体と一緒なら無料」などの条件があっても、周辺機器だけを送れるとは限りません。回収対象外の品を同梱した場合の扱いも、サービスの公式ページで確認しましょう。
家電量販店やリユース事業者の店頭回収も、店舗名だけで受付可否を判断できません。対象品、店舗、受付方法、費用は事業者や店舗で異なります。特に「無料回収」と書かれた広告や比較記事を見つけた場合は、回収主体の公式案内を開き、キーボード単体が対象か、運搬料や送料が別に必要かを調べてください。
回収サービスを利用するなら、申込み画面や公式案内で現在の条件を確認し、問い合わせ時には「パソコン用」「楽器用」のどちらか、外形寸法、電池の種類を伝えます。Web上の一覧で判断できない場合は、写真や型番を送れる窓口があるかも確認すると、対象品の行き違いを減らせます。
パソコンと一緒に出す場合
パソコンリサイクルでは、パソコン本体と、購入時に同梱されていたキーボードなどの付属装置を一緒に排出する場合に回収する仕組みがあります。パソコン3R推進協会のPCリサイクルQ&Aは、キーボードを含む標準付属品をパソコンと一緒に出す場合について案内しています。
ここでいう「パソコンと一緒」は、手元にある任意のパソコンへ、別に購入したキーボードを同梱してもよいという意味ではありません。PCリサイクルの説明は、購入時にそのパソコンに付属していたキーボードなどを対象にしています。また、同協会のFAQが説明している回収対象はパソコン本体やディスプレイ等です。キーボード単体を同じ手続きで回収できるとは読み替えず、単体の場合は自治体の案内を確認してください。
使えるキーボードは譲渡も選択肢
正常に使えるキーボードなら、捨てずに譲渡・売却・リユースを選べることがあります。ただし、引き取り先が必要としていることと、製品を受け付けることは別です。相手やサービスの条件に合う場合に限って検討しましょう。
動作と付属品を伝える
譲渡や売却をする場合は、すべてのキーが入力できるか、接続が途切れないか、キーの欠けや汚れがないかを確認します。無線モデルならレシーバーの有無や電池を含めるか、有線モデルならケーブルの状態も伝えてください。型番が読める場合は正確に記載し、使用感や不具合を隠さず説明します。
キーボードは配列や接続方式により、受け取る人が使えるかどうかが変わります。日本語配列・英語配列、USB接続・Bluetooth接続、対応機器など、分かる範囲を確認しておくと、手渡した後の行き違いを防ぎやすくなります。商品の選び方そのものは今回の主題から外れるため、買い替える人はキーボードの有線・無線の違いを別記事で確認できます。
受付条件と費用を確認する
中古品の買取や寄付、回収を利用する際は、キーボード単体の受付可否、動作状態の条件、送料や手数料を事前に確認します。故障品や古い規格の製品は受け付けない場合があります。受け入れ先が決まってから梱包し、ケーブルや電池などをどう同梱するかも相手の案内に合わせてください。
「まだ使えるから誰かが使うはず」と考えて、公共の回収箱や建物のごみ置き場に置いていくのは避けましょう。譲渡先が決まっていないなら、自治体の分別に従って処分するのが基本です。売却先を探すために必要以上に時間をかけるより、引き取り条件や梱包・発送費用を見て、現実的な方法を選んでください。

自治体に迷った点を相談する
自治体サイトで品目が見つからない、電池の外し方が分からない、回収ボックスの対象か判断できないときは、ごみ担当窓口へ相談しましょう。分からないまま近い品目に当てはめるより、製品の特徴を伝えて区分を確認するほうが確実です。
相談時に伝える情報
問い合わせ前に、自治体名、製品がパソコン用か楽器用か、メーカーと型番、外形寸法、電池の種類を確認します。USBレシーバーや着脱式ケーブルなどを本体と一緒に出す予定なら、そのことも伝えてください。説明書が手元にない場合は、製品底面のラベルやメーカー公式サイトで型番を探せます。
窓口には、たとえば「パソコン用の無線キーボードです。型番は○○で、単3形電池を使います。電池は簡単に取り外せます。幅は約○cmです。本体とUSBレシーバーを処分したいのですが、分別区分と出し方を教えてください」と伝えると、確認したい項目が具体的になります。実際の電池種類や寸法は、手元の製品を見て正確に伝えてください。
電池の種類が不明、内蔵電池に異常がある、回収方法が複数記載されているなど、判断が分かれそうな点は一度の問い合わせでまとめて聞けます。費用がかかる場合は、金額だけでなく申込期限、収集日、持ち込み先や梱包条件も確認しておくと、あとから手続きをやり直さずに済みます。
自治体の電話窓口に聞いた内容を記録する場合は、確認した日、製品の種類、伝えた電池やサイズの条件も一緒に残しておきましょう。案内は自治体や製品の条件が異なれば変わることがあり、別のキーボードにもそのまま当てはまるとは限りません。たとえばPC用と楽器用、乾電池式と充電池内蔵では、確認する品目や質問が違います。
出す前に最後の確認をする
処分先を決めたら、自治体や回収事業者が指定した条件と、手元のキーボードの状態が合っているかを最後に照合します。ひとつでも不明な点が残っている場合は、出す前に公式案内を読み直すか窓口へ確認してください。

- 自治体の公式案内で、パソコン用・楽器用など製品の種類に合う品目を確認した。
- 分別区分と、粗大ごみになる寸法、申込みや手数料の条件を確認した。
- 乾電池か内蔵充電池かを確認し、電池の取り外し方と排出先を自治体・製品の案内で確認した。
- USBレシーバー、ケーブル、パームレストなどの付属品の扱いを確認した。
- 回収ボックス、宅配、店舗など、利用する方法の対象品と現在の受付条件を確認した。
- まだ使える場合は、譲渡・売却先の受け入れ条件や費用を確認した。
キーボードの捨て方に全国共通の正解はありません。自治体の品目検索を入口に、製品の種類、サイズ、電池、付属品、回収方法の順で確認すれば、自分の地域で必要な手続きが分かります。分別区分や回収条件が更新される可能性もあるため、処分する直前に自治体や回収事業者の公式案内を確認してください。



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